このツールが解決する問題
脚本を書く時、AIに頼りすぎると「これって本当に自分が作った作品なの?」という疑問が生まれがちです。wr-AI-terは、AIの力を借りながらも、あくまで「あなたが主役」の脚本制作を目指したアプリです。
どんなふうに使うの?
STEP
アイデア出し
- 思いついたことを自由に入力
- 「恋愛もの?」「アクション?」といった大まかなジャンルでもOK
- AIがアイデアを整理してくれます
STEP
物語の骨組み作り
- 昔から使われている「5つの場面構成」を活用
- 始まり: 登場人物と状況を紹介
- 問題発生: 主人公に困ったことが起きる
- 最大の山場: 一番盛り上がる場面
- 解決に向かう: 問題を片付けていく
- 終わり: 物語の完結
- この流れに沿って、あなたのアイデアを配置していきます
STEP
細かく作り込み
AIが3つの方法でサポート:
- 新しいシーンの提案: 「こんな場面はどう?」というヒント
- 物語の流れチェック: 「ここで疑問が生まれて、ここで解決される」という分析
- 感情の盛り上げ: 各場面でどんな感情を表現するかアドバイス
STEP
完成・保存
- 他の脚本ソフトでも使える形式で保存
- 脚本形式か企画書形式かを選択可能
実際に使った人の感想
参加者: 脚本家、ドキュメンタリー制作者、映像制作者など23名
良かった点
- 71%の人: 「AIが役に立った」
- 57%の人: 「自分の作品だと感じられた」
- 71%の人: 「楽しく使えた」
特に評価が高かった職業
- 映像制作者: 80%が「自分の作品」と実感
- 脚本家: 78%が所有感を感じた
みんなの声
「アイデアが詰まった時に、新しいヒントをもらえて助かった」
「ブレインストーミングツールとして最適」
「人間が最終的に手直しする必要はあるけど、スタート地点として優秀」
他のAIツールとの違い
従来のAIツール(Dramatron)との比較
- 所有感: wr-AI-ter 57% vs Dramatron 約30%
- より「自分が作った」という実感を重視した設計
まだ改善が必要な部分
- 操作の分かりやすさ: 特に初心者向けの説明をもっと親切に
- 独創性: もう少しユニークなアイデアを出せるように
- キャラクター作り: 登場人物の設定をもっと詳しく作れるように
今後の展開
- より使いやすいデザインに改善
- キャラクター作成機能の追加
- ドキュメンタリー制作者のニーズに対応した機能開発
まとめ
wr-AI-terは「AIに書かせる」のではなく「AIと一緒に書く」ことで、創作者の個性と所有感を大切にした新しい脚本制作ツールです。技術の力を借りながらも、あくまで主役は「あなた」という考え方を貫いています。
参考情報
研究発表
- 学会: ACM Interactive Media Experiences 2024
- 開催地: ストックホルム(スウェーデン)
- 論文ID: 10.1145/3639701.3656325
開発チーム
- ミュンヘン映画テレビ大学
- ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン
関連技術
- 基盤AI: OpenAI GPT-4
- プログラミング: Swift/SwiftUI
- 対応形式: Fountain(脚本業界標準)
参考にした理論
- アリストテレス「詩学」: 物語構造の基礎
- フライターク・ピラミッド: 5幕構成理論
- ヒーローズ・ジャーニー: 英雄の物語パターン


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